About 6turns

卯(うさぎ)年のクルーズ代表/吉岡喜久夫がプロデュースする「自身が良いと考え、世に存在すべきだと思う、作りたい楽器を作る」というコンセプトのもと、2011年に「USAGI-YA」そして「Rabit is」というクルーズのサブブランドとも言えるブランドが発生しました。アコースティック部門ではHEADWAY GUITARのマスタービルダー百瀬恭夫氏、そしてK.Archery Guitar 沖野氏等とタッグを組んで吉岡自身も演奏するアコースティックギターの理想を目指した国産アコースティックギターの最高峰とも言えるカスタムモデルを製作。

Rabbit is LINK

さらに可能な限り低価格でありながら質の高いセットネックギターを皆さんにも使用して欲しいという願いからRabbit isブランドでは高品質なLP Jr.スタイルのソリッドギターを製作。ギター初心者は勿論、ハイエンドギター愛好家からも高評価を得ました(製造コストの値上がりから現在は生産終了)

以降も精力的に新作を発表し、2020年のプロジェクトとしてはRabbit 69、そして2024年新たに6Turnsが立ち上げられました。

さらに音楽を聴く、という事にフォーカスした「USAGI-NO MIMI」プリメインアンプも発表。KORGの開発したNu-Tubeをいち早くオーディオに採用したこの製品は演奏家からも高い評価を得ています。

この様にそれぞれのブランド毎にコンセプトが違う楽器を制作するのが「Rabbit シリーズ」です。2024年からは「6Turns」というプロジェクトが進行中です。

Past Products –
これまでの製品

CURRENT PRODUCT LIST

Rabbit 69

2020年に69歳を迎えた吉岡氏が、2021年11月に70歳を迎えるまで の 1 年間に69本の様々なオリジナル製品を企画・製作するという構想。代表的なモデル「Still」と「Till」はボルトオンギターの進化を目指しています。ボディ材にはワンピース・ホンジュラスマホガニーを大胆に採用。長年エアドライしたホンジュラス・マホガニーが持つトーンを最大限に活かし、その鳴りを存分に感じられるオイルフィニッシュで仕上げられています。

さらにその後に続く「Stills」では新たにデザインされた「ステップジョイント」を採用し、ハイフレット/高音弦での音に芯を出すべく構造に拘りました。

アコースティック・ギターでは「Lucky13」を発表。
希少材である「ニュームーン・スプルース」をボディートップに採用しました。

ニュームーンスプルースはムーンウッド(月齢伐採材)の一種で、月の満ち欠けを見極めながら樹木を伐採するという方法で切り出された木材のことを指します。
樹木は満月の頃に多く水分を吸い上げ、新月にかけて土壌に戻すというサイクルを持つため、含水率が少ない新月に伐採された材は動きの少ない良材とされており、古くからヨーロッパでもクラシック弦楽器などを製作する際に重宝されています。構造面では13Fジョイントを採用しているのが特徴。 12Fジョイントのもつ柔らかな響き、14Fジョイントによるハイポジションでのプレイアビリティ。それらサウンドと弾き心地を両立するという贅沢なコンセプトで製作されました。

Rabbit69では主に楽器の素材や構造にこだわることによって弾き心地と音に反映させた楽器つくりがテーマでした。サウンドや見た目の美しさだけではないロマン溢れるモデルたち。一体どんな音がするんだろう?と想像を掻き立てられる、新しいインスピレーションをくれる楽器でした。

そして2024年より始動したプロジェクトが6Turnsです

6Turns

40年以上に渡り各種楽器の企画・製造・販売に携わっていたクルーズ代表 吉岡が72歳を機にLike Musician’sをテーマに弾き心地、音、素材にこだわったブランド6Turnsを新たに立ち上げました。名前の由来は「12支を6周回って」という意味です。

「Like Musician’s」には「ミュージシャンライクな」または「使い込まれたミュージシャンギアのような」 という意味を含ませております。

またパッと見た時、ギターの後にミュージシャンの姿が浮かぶ/音が聞こえてくる そういった意味合いもあります。

実際にSTシェイプの2機種Kayman’sとBurrow’sには氏が好むガルシア〜ギルモア〜JMという明確なミュージシャン像が落とし込まれており、TLシェイプの2機種13Nightと15 Nightにもいくつか思い浮かぶミュージシャンやナッシュビル・スタイルのプレイヤーの影や音が浮かんでくると思います。50/60年代仕様をベースとした”時代の音”も自然と聞こえてると思います。そして実際に手に取って音を出してみると、きっと自身が受け取ったイメージの音が自然に出てくる/引き出せると思います

それもそのはず。材の選定はもちろん、ピックアップは各モデルのためにそれぞれ新しくデザインされた6Turns Custom Winding Pickupsを搭載。まさにイメージ通りのサウンド/レスポンスが得られる渾身のピックアップです。

期待している音が期待通りに鳴ってくれる。厳密に言うと少し先に行っていて引っ張ってくれる感じ。インスピレーションが浮かんでくる、導かれる…Turnsの楽器はそういった魅力を持っている楽器です。

2025年 最新作のJumping Landingでは80年代以降一般的になった2ハム仕様/カスタムSTモデルを再構築。名手のサウンドに迫っています。アルダー2Pボディにメイプル指板モデル/ローズ指板という、ある種「なんの変哲もない」スペックに隠されたプレイアビリティ、トーンを体感して下さい。こちらのモデルも特別にデザインされた新開発の6Turns Custom Winding Humbucker Pickupを搭載しており、ナチュラル/クリアでありながら力強いサウンドに仕上がっております。