ダウナープリンスエレクトロニクス
2017年よりクロアチア・ダウナーエレクトロニクス社製品の取扱いを開始いたします。

ラインナップ

DAWNER PRINCE ELECTRONICS
DP-0915 BOONAR - Multi-Head Drum Echo


メーカー希望小売価格:オープンプライス(市場実勢売価:48,400円 消費税抜)
JANコード: 4573128321501







ABOUT ECHOREC
ビンソンのECHOREC/エコレックというディスクエコーをご存知でしょうか?
その昔、まだアナログエコーペダルはもちろん、ディレイという言葉も一般的ではない時代に作られた「ディスクエコー」ユニットです。よく聞く「テープエコー」とも異なるこの「ディスクエコー」とはどう言ったものでしょうか?

アナログテープエコーはカセットデッキと同じ様に、いくつかの「ヘッド」と呼ばれるパーツを持っています。まず、信号を録音するヘッド、そして録音した音を再生するヘッド、最後に録音済みの音を消去するヘッドです。この構成だと音楽を録音/再生するまさに「カセットデッキ」と同じなのですが、テープエコーユニットには再生ヘッドが2〜4個搭載されています。つまり「あ」という音を録音ヘッドで録音し、1つの目の再生ヘッドで再生すると、て録音ヘッドと再生ヘッドの距離によって生まれた遅延により、元の「あ」に少し遅れて録音された「あ」の音が再生されます。この再生ヘッドを増やすことで例えば4つの再生ヘッドを持つ場合は「あ」「あ」「あ」「あ」という風に4つの遅れたサウンド(エコー効果)を生み出します。さらにそのエコー音を、もう一度最初から再生ヘッドに戻してやる(フィードバックさせる)事で「あ」「あ」「あ」「あ」の連続(やまびこ効果)を生み出し、おなじみのエコーサウンドを生み出すことができるのです。

BINSON ECHORCの場合、録音はテープではなく「メモリーシステム・ディスク」に記録されました。このディスクは今の様にCDやDVDの様なディスクではなく、テープ以前に存在していた「レコーデイングワイヤー」という金属を、回転する金属円盤に幾重にも巻きつける方法を採用していました。

これによりテープのように湿気や熱、伸び等の劣化がなく、録音できる情報量も断然多い「メモリー媒体」を作り上げることができたのです。レコーディングワイヤーはテープの様に伸びてしまったり劣化してしまうスピードが圧倒的に遅かっただけでなく、音質の劣化にもとても強いものでした。つまりテープエコーに比べて高域のロスや低域のボヤけ感を生み出さないのです。しかしながら、このワイヤーをディスクに巻きつける技術はとても難しく、BINSON社をはじめ、ごくわずかなMagnetic Recording Systemにのみ、採用されていました。

当然、BINSONのECHORECはテープエコーよりもはるかに高価で販売されたにもかかわらず、多くの録音スタジオやPAエンジニアに受け入れられました。特にハンクマーヴィンが有名な曲「アパッチ」で使用したことでそのサウンドが広まり、そのエコーともリヴァーヴともとれる独特なサウンドをギタリストは好みました。

そして、もっとも有名なBINSON/ECHORECユーザーはピンクフロイドでしょう。もともと、オリジナルメンバーである故シドバレットがECHORECをバンドに持ち込んだと言われています。その後、ドラムス以外のメンバー全員が各々BINSON/ECHORECを所有/愛用し、それまで聞いたこともないようなアンビエント感を含むサウンド生み出しました。場合によってはボーカルにも存分にこのECHORECをかけています。60年代後半から70年台ののサイケデリックムーブメントに強烈な印象を残したECHORECでしたが、80年台には勢力を増してくるデジタルプロセッサにその地位を奪われてしまいます。

それでもピンクフロイドのメンバーのデヴィッドギルモアとリチャードライトは現在までBINSON ECHORECの愛用者であり、レコーディングには欠かさず使用しています。また、ピンクフロイドのクラシックな曲目をライブでプレイする際には必ずBINSONをステージに持ち出しています。



DAWNER PRINCE の “BOONAR“はこのBINSON ECHORECのなかでも最もサウンドに定評のある「ECHOREC2・T7E」と「PE-603」をベースに、デジタルプロセッサでそのサウンドに迫っています。多くのECHOREC CLONEが登場する中で、このDAWNER PRINCE "BOONAR"はオリジナルBINSONユーザーやコアなエコーマニアに受け入れられました。

その秘密は過剰にヴィンテージ感をアピールする事なく、コンディションの良いECHORECサウンドを再現したところにあります。基本的にはシンプルなコントロールでありながら、マニアの要望にも対応するサウンドメイクが可能です。



コントロールは
・Volume(エコー音量)
・BASS/TREBLE(エコー音のEQ)
・LEVEL INDICATOR(入力信号に反応)
・SWELL(リピート量/フィードバック)
・DRUM SPEED(ディレイタイム)
・DRUM AGE(メモリーディスクの劣化感をコントロール)
・I.CTRL(インプットレベル/ゼロ位置ではエコー音が出ません)
となります。

スイッチ類は
・SWELL/REPEAT切り替え(LED消灯時はシンプルなエコーモード、LED点灯時はエコーのフィードバックをリヴァーブ的にアレンジしたSWELLモード)
・ON/OFFスイッチ の2つです。



本体中央の4つのスイッチは「PE-603」の録音ヘッドのON/OFFを再現したもので、4つのディレイ音(再生ヘッドを再現)のON/OFFを行います。
ボタンは1から4に向かってディレイタイムが遅れる仕様となります。例えば1と3と4のスイッチを入れておけば、「タン・タ・タン」というリズミカルなエコーを生み出します。例えば4番のボタンを押してDRUM SPEEDを10にセットすると、ディレイタイムは一番長い1000ms(1秒)となります。
DRUM AGEはとてもマニアックなアジャスターで、回転する磁気ディスク(メモリーシステム)の劣化を再現します。時計回りに回しきった状態が最も新品のBINSON ECHORECに近い設定です。時計12時方向にセットすると、BINSONらしい程よいモジュレーション感が得られます。反時計回りに回し切ると、ディスクの劣化が生む高域のロスや、過度のモジュレーションエコーサウンドを再現できます。
I.Cコントロールはエコーの入力レベルをコントロールします。このゲインを高くセットすると、エコー音に歪みが生じ、ヴィンテージ機材特有のメロウで柔らかい音色も再現できます。

さらにペダル内部にインプット信号の入力トリムやトゥルーバイパス/アクティヴバイパスの切り替え、エコーサウンドのヴィンテージ/モダン切り替えを行うDIPスイッチを備えています。

同梱内容:
BOONAR PEDAL x 1
外部DC9V(センターマイナス)対応。
アダプターやパワーサプライから一般的な2.1ΦのDCジャックで電源供給をおこなってください。容量200mA 以上推奨を。9Vバッテリーでは使用できません。
*アダプターは同梱されません。

お問い合わせはhome@crewsguitars.co.jp
または全国の取扱店様までどうぞ